コロナ規制が始まった年、人と会えずただひたすら職場と家の往復の毎日。
そこまで人に会いたいとは思って無かったけど、確実に何かは溜まっていった。
自分の心の中を吐き出したくて掃き出したくていつの間にか職場に向かう間、目の前に知り合いがいるていで頭の中でお喋りしてた。
頭の中の知り合いは勿論自分が思った通りの反応をする。
最高の聞き役。
当たり前だ。
でもそれのお陰でだいぶすっきりする。
実際本人に会っても言えないのだけど。
言ったとしても思った通りの反応は来ないのだろうけど。
悪口や意見を言っている訳では無く自分の失恋話や今の気持ちを話してるだけなのに、頭の中の知り合いの実体には話せなかった。
ただ確実にストレス解消には繋がっていて、あの頃はほぼ毎日通勤中やっていた気がする。
たまに違う人物が登場していた。
多分半年~1年以上やっていただろう。
最終的には友達にすら自分の気持ちを話せなくなっていた。
頭の中で完結してしまうから。
流石に人間関係に支障をきたし始めて、頭の中の知り合いの実体に実際に話すようになったら、知り合いが増えた。
陽キャと言われるようになった。
彼氏も出来た。
でも全部は流石に話せない。
なので日記を書くことにした。